無理な筋トレは逆効果?体に合った筋力とコントロールの重要性
こんにちは!
ボディコントロール講師の佐野雅俊です。
プロ野球キャンプも本格化し、
連日メディアで各球団の動向が
報道されていますね。
そんな中、昨年ケガに苦しんだ
オリックス・バファローズ山下舜平大投手が、
実戦形式の登板で球威十分とのニュースが
入ってきました。
山下投手といえば、
高卒3年目の2023年に9勝3敗、
防御率1.61の好成績を挙げ、
新人王に輝きました。
しかし昨年は8月に腰の張りを訴え、
9月には「第3腰椎分離症」で戦線を離脱。

4年目の昨年は14登板で3勝6敗、
防御率3.38の不振。
10月には第3腰椎分離症が再発し、
リハビリを進めていました。
周囲からは、ウエイトトレーニングで
胸や肩のあたりに筋肉をつけ過ぎたことが
不振の原因だったと言われています。
無理な筋トレをせず、
自分の体に合った筋力をつけ、
思い通りにコントロールする重要性
昨年、腰のケガに苦しんだ
オリックス・バファローズの山下舜平大投手。
プロ入り後の成長とともに
筋力を強化してきましたが、
一部では「ウエイトトレーニングで
胸や肩周りに筋肉をつけすぎたことが、
不振の原因ではないか」とも言われています。

もちろん、アスリートにとって
筋力強化は欠かせません。
しかし、ただ闇雲に筋肉をつけるのではなく、
自分の体に合った筋力を身につけ、
それを適切にコントロールできることが、
パフォーマンス向上には不可欠です。
多くのアスリートが筋トレを取り入れていますが、
単に「筋肉を大きくする」「力をつける」
ことだけが目的になってしまうと、
本来の競技に必要な動きのバランスが
崩れてしまうことがあります。
特に野球のように
細かい調整が必要なスポーツでは、
筋力と体の連携がうまくいかないと、
スムーズな動作ができなくなったり、
ケガのリスクが高まったりします。
例えば、投手は球速や球威を上げるために
上半身の筋力強化を意識しがちですが、
下半身との連動がうまくいかないと、
無駄な力が入りやすくなります。
その結果、投球フォームが崩れ、
腰や肩に負担がかかり、
故障につながるケースも少なくありません。
筋肉をつけること自体は
悪いことではありませんが、
バランスを崩すような
筋肉のつけ方をしてしまうと、
本来の動きがスムーズに
できなくなってしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
重要なのは、自分の体に合った筋力をつけ、
それを自由にコントロールできるように
することです。
単なる筋力アップではなく、
「自分の体をどう動かしたいのか?」を考え、
その動きを支えるための
筋力をつけることが大切です。
例えば、
投手なら肩や胸の筋肉を鍛えるだけでなく、
股関節の柔軟性や体幹の安定性を意識した
トレーニングを行うことで、
全身を連動させた理想的な投球フォームを
維持しやすくなります。
この「体を思い通りにコントロールする能力」
は、筋力トレーニングだけでは身につきません。
自分の体の状態を正しく理解し、
どの筋肉をどのように使うかを
意識することが必要です。
例えば、トップアスリートの多くは、
単に筋トレをするのではなく、
動作の質を向上させるトレーニングを
取り入れています。
これによって、
競技に必要な筋力を効率的に使い、
最大限のパフォーマンスを
発揮することができるのです。
無理な筋トレではなく、
自分の体に合った筋力をつけ、
それを思い通りにコントロールすること。

この意識を持つことで、
アスリートはより効率的に成長し、
ケガのリスクを抑えながら
最高のパフォーマンスを
発揮することができます。
山下投手が今年どのような調整をして
復活するのか、とても楽しみですね。
あなたも、自分の体に合ったトレーニングを
見直してみてはいかがでしょうか?
私たちは、
あなたがより良いパフォーマンスを
発揮できるよう、
全力でサポートします!
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
